ヒエの繁茂で倒伏している田んぼ

日を追うごとにヒエが繁茂し倒伏が進んでいるコウノトリ米田(大)(上の写真)。稲穂が実って首(こうべ)を垂れているのではなく、ヒエが実って倒伏しているのが恐ろしいところ。焼却処分するしかないという最悪の結末になりそうで、これ以上の悲しみはない。

そして隣接する自然栽培田(小)も、田植え後初期に除草機を掛け、その後手作業で株間除草をしたにもかかわらず、収穫を間近に控えた今ヒエがイネを凌駕するまで大きくなり、ところどころにヒエの繁茂で倒伏するところが出現、果たして収穫できるのか微妙な段階を迎えている(下の写真)。

前者のコウノトリ米田(大)は除草機1回掛けただけなので、除草作業をもっと増やせば改善できるかもしれないが、後者の自然栽培田(小)は通常ではあり得ないほど手厚い人工を掛けて除草したにもかかわらずこの有様。

もし後者の田んぼが収穫不能になれば、この田んぼでの自然栽培は不可能なことを意味している。来年どうする?は、このまま稲作を続けるのか?まさに進退判断が問われている瀬戸際にある。

前者の“除草作業をもっと増やす”についても、具体的にどのような除草作業をするのか?、それは可能なのか?。⇒★除草方法や機材の開発が必要!

但し開発できたとしても、今経験しているように「身体的限界(具体的には右腕の各所の痛み)」がボトルネックになり、除草作業を無暗に増やすことはできないという限界がある。⇒★除草作業を増やすには身体能力を増強する必要がある!

しかし、除草方法の開発及び身体能力の増強ができたとしても、必要な除草作業が経営的に可能なのか?。つまりそれだけ人工を掛けて採算は取れるのか(人工に見合う売上は上げられるのか)が最後の進退判断の判断軸として存在している。

ヒエで壊滅状況にある田んぼ2枚が上記のようだが、後2枚の田んぼはコナギとホタルイに負けイネは貧弱な有様で絶望していたが、稲刈りできるだけマシと思い直した。何とも情けない話だが、それくらい今年はどん底。しかしまだ底が続くのか、それとも“どん底から脱して後は上がるだけ”にできるかどうかは、僕の今後の創意工夫などの努力や信念にかかっていると思う。