4/16畑の無肥料栽培セミナー:現地補講

4/12畑の無肥料栽培セミナーがZOOMミーティングだったので、4/16に現地で補講があった。コロナ騒動やよりたかさんは不在で事務局の方による補講だったためか参加者はごく一部だった。

三田市ニュータウンのど真ん中にある、事務局の方の畑で(上の写真)、雑草堆肥のすき込みや夏野菜の鉢上げなどの実習があった。

畑のphは7でちょうど中性だったので(下の写真)、雑草堆肥だけを撒き、籾殻燻炭はなしとなった。phは土に水をかけてから測る。

ph測定

雑草堆肥のすき込み

雑草堆肥(下の写真)は12月?頃から仕込んだもので、畑の土と区別できないくらいで臭いはない。作り方は以下の通り。

  • 雑草500L、米ぬか30kgをよく混ぜて、高さ60cmほどの山にする。その上に草全体が完全に隠れるように土をかぶせる。土は混ぜなくてかけるだけ
  • しばらくは畑の残渣(硬い木質系の物以外、例えばキャベツの葉など)を乗せても構わない
  • 雨が降れば大丈夫だが、降らないなら水をかける。大概は雨が降る、雪でも良い
  • 12月中はそのまま置く。1週間ほどして中の温度が40℃以上に上がれば良いが、上がらなくても堆肥にはなる。その後2週間ほどしたら、週に1度くらいかき混ぜる
  • 1月のなったら一度かき混ぜ、もう一度土をかぶせる。このとき米ぬかがあれば追加しかき混ぜ、土をかける
  • 2月に入ったら米ぬかは足さず混ぜるだけにする

雑草堆肥

雑草堆肥を畝に鋤き込むが、このとき余り深く埋め込まず、できるだけ表面近くに鋤き込む。野菜の根は表面近くに張るから。

雑草堆肥を鋤き込む

夏野菜の鉢上げ

トマト(下の写真)やキュウリ、ズッキーニなどの苗を鉢上げし、苗箱に入れ、土との間に隙間ができるように丸太の上に載せる(その下の写真)。因みに苗は、気温が低かったので(特に夜は冷え込んだ)、家の中で育てた。

鉢上げするポットに入れる土はマニュアルでは畑の土だが、栄養的に心配なので雑草堆肥を少し混ぜているとのこと。

トマトの苗:奥がミニトマト、手前が大玉トマト

苗箱に入れ、下に隙間ができるように並べる

葉にかからないよう根元に水をやった後、ビニールトンネルで保温する(下の写真)。ビニールは穴あきのもので、昼間は温度が上昇し過ぎて苗が焼けてしまうので、下を開けて風が通るようにする(その下の写真)。

穴あきのビニールトンネル

昼間は暑いので下を開ける

ジャガイモの土寄せ

芽が出たら、通路の土をかぶせる。下の写真の左下に芽が出ているが、土が盛ってあるところにもこのような芽が出ていた。

芽が出たら、通路の土をかぶせる

ビニールマルチの有効性

今年タマネギにビニールマルチをしたが大変有効で、大きなタマネギになったとのこと。ビニールハウスにビニールマルチが最強でもっと大きくなる。よりたかさんは燻炭で代用されているが、ビニールマルチには負ける。特に夜の保温は燻炭ではあまり効果ない。

★僕はまだ抵抗あるが、出来が悪ければ背に腹は代えられないか。のと里山農業塾の廣さんやJAはくいもマルチ使用だし。