6/22のと里山農業塾:米づくり「水田除草機」

午前中の先進農家視察に続いて、午後は「水田除草用ラジコンホバークラフト(上の写真)」のデモンストレーションがあった。福井新聞ニュースにも取り上げられているが、元々の除草剤散布用の機体を改造して、無農薬栽培用の攪拌除草機材(下の写真)が付けられるようにしたもので、今年4月に発売されたばかり。

ホバークラフトなので、ボートに比べてイネを傷めず、座礁しない点がメリットだが、直進安定性はなく左右にふらつく。また、チェーン除草に比べて攪拌除草機材が直線鋼材なので(上の写真)、土の凸凹に追従せず、凸部分のみしか除草できないところがデメリット。

塾生だけでなく近くの農家さんも見学に来られていた(下の写真)。因みに値段は本体のみが110万(税別)、攪拌除草オプション付きで130万(税別)。今年は5台制作したが完売で予約待ち、兵庫県コウノトリ米の農家も導入されたとのこと。

元塾生の方も見えられており、話を伺うと、除草機は石井稔さんと同じ動力式草取機(下の写真、但し1条多く、みのる式)を使っており、あめんぼ号(その下の写真)も併用しているとのこと。自分でチェーンを付けると株間の除草もできる。

上述のホバークラフトのチェーン除草に比べてのデメリットはこの方の見解。また、除草法については多種多様な方法があり(例えば稲葉光國さんの研究、下の写真)、奥が深いと仰られていた。

石井稔さんの動力式草取機

あめんぼ号