コウノトリ育むお米栽培講習会№1

本日講習会が開催され、今年もいよいよコウノトリ育むお米作りが始まります。会次第は以下。

  1. 豊岡市コウノトリ育むお米の販売支援:豊岡市農林水産課 環境農業推進係 稲葉主事
  2. コウノトリ育むお米栽培講習会:豊岡農業改良普及センター 亀喜主査
  3. 2019年産コウノトリ育むお米 栽培要件と出荷ルール:生産部会

「1.販売支援」で印象に残ったのは販売現場の報告で、現在の販売先は、サンエー、イトーヨカードー、山田屋本店、ライフ、イズミヤ、サトウなどだが、売価はイトーヨーカドーが3,218円/5kg(kg@は644円、因みに魚沼産コシヒカリは3,974円/5kg、kg@は795円)、山田屋本店(銀座三越店)は無農薬で1,280円/kg(何とイトーヨーカドーの2倍、魚沼産に対しても1.6倍。銀座三越ゆえの幻想価値か)。※僕の自然栽培米の価格設定の参考にしたい。

販路は拡大して行っているが、つや姫、晴天の霹靂、佐渡米などライバルが多く、まさに「戦国時代」で苦戦を強いられているとのこと。例えばイトーヨーカドーでは販売量が減って行っており、価格的に全国平均が1,657円/5kg(kg@331円)に対して高い可能性あり、また首都圏では豊岡市の認知度は高くないことがその原因か。

コウノトリ育むお米のストーリーに共感してもらえばリピーターになってもらえる。また、海外で単身販路開拓された別の市の担当者からは、「価格では戦えないが食味では勝てる、人と人との繋がりが突破口になる」との話があった。