コウノトリ育むお米の現地研修会

今日は16:30~17:30、田鶴野農事組合法人にて、コウノトリ育むお米の現地研修会。あいにくの雨だったが、約30名くらいの生産者が集まった。育苗、早期湛水、天候についてレジュメが用意され、説明があった。重要なことが何点もあり、何回も読み返し肉体化する必要があるが、今回は一点のみ記す。(他は別の機会に記したい。)

育苗の浸種項で、以下の記述あり。今年の僕のように、高温のため浸種・催芽が早く進みすぎ、播種まで間を持たせたいという要望があるようだ。

浸種・催芽後の貯蔵は、脱水し冷蔵庫で(5℃で10~15日くらい可能)。呼吸のため密閉は×(※口頭で、水を切る種籾袋に入れる、との説明。)

これはもっと早く知りたかった!。4/6に8℃設定の冷蔵庫に入れたので、すでに18日経っている。種籾袋の上から見た感じでは芽出しが大きく進んでいる様子はないが(緑米の方が若干水気が多い感じで、進みがやや大きいか)、念のため一度取り出し、湿気で塊がないかほぐしてから入れ直した。温度も5℃に設定した。

明日、明るいところでもう一度チェックするが、できるだけ早く播種した方がいいと思うので、天候を見て(予報では雨のち曇り)、少しでも平置きできそうなら、播種を進める。

田鶴野農事組合法人の方も、低温保管したが、完全に脱水しきれていなかったため芽出しが進んでおり失敗した、と仰られていた。ただその後は何とか順調に行っているとのこと(下の写真)。

[caption id="attachment_857" align="alignnone" width="644"] 田鶴野農事組合法人のプール育苗施設[/caption]

[caption id="attachment_858" align="alignnone" width="644"] 同上[/caption]

早期湛水の重要性も語られ、同法人ではすでに入水されている(下の写真)。

[caption id="attachment_859" align="alignnone" width="644"] 同上の早期湛水田[/caption]

プール育苗施設の建設や床土入れが長引き、全体スケジュールが遅れているので、どんどん前に進めたい。