田んぼの排水口をどうする?

(上の写真は庭の木に咲く牡丹の花。)今日はしとしと雨。新しいトラクターが明日来るので、まずはあぜ塗りをする。その後春耕起(田んぼが乾かなかったらパスする)と代かき。あぜ塗りをするためには、波板シートの撤去や畦除草をする必要があるが、もっと重要な問題が排水口をどうする?の問題(+給水問題もある)。

コウノトリ育むお米の田んぼの内小さい方(①とする)は、暗渠およびコンクリート製の排水口が設置されているので問題ない。

しかし、大きい方(②とする)は暗渠なく、畦(幅107cm)に塩ビパイプ2本(外径8.9cmと8.1cm)が埋め込まれているだけで、パイプに詰め物をしたり取り除いたりすることで、水を溜めたり排水したりしている。貧弱な排水設備に加えて、給水側より排水側の方が田面が高いことも、排水の悪さの原因になっているように思う。また、給水面でも問題があり、畦の高さが田面とほとんど変わらないのだ!。それもあり波板シートを使っているが、それでも低いゆえ深水管理ができないという致命的な問題を抱えている。畦塗り機で乗り越えられるか?、期待したいのだが…。

自然栽培田の小さい方の田んぼ(③とする)は、上の②の田んぼと畑(ここにプール育苗苗床がある)を挟んで並んでいる田んぼだが、排水口なく、それでもいつの間にか水が無くなる。畦(幅114cm)方向および縦方向の漏水が著しいのか、または田面が高いため給水口の方に逆流することで水が無くなるのか、いずれにしろ去年は排水で困ったことはないが、水を充てるのに本当に苦労した。ポンプは②の田んぼにあり、畑を横切る水路を通って③に入水しているが、この水路から畑の両側に掘ってある水路に水が流れ出て行っていることも、③への入水量が少なくなる原因になっており、田面の高さや途中の漏水といったハードルを超えなければ給水問題は解決しない難しい田んぼだ。

自然栽培田の大きい方(④とする)は、暗渠および②と同様な畦(幅130cm)に埋め込まれた塩ビパイプ(外径8.9cm)1本あるが、排水時には畦の両端を壊しここからも排水することでよりスピーディーに排水している。

★排水口どうする?

②~④とも水田用給排水口『水番』(下の写真)を設置して、水量管理もでき排水もできるようにしたい。なお②と④の塩ビパイプはそのまま活用するが、できれば詰め物ではなく塩ビの蓋を探したい。

水田用給排水口『水番』

村の田んぼで使われてる水田用給排水口

★排水口を設置してもそこまで水が流れてこなければ意味がない。排水口まで水が流れる溝が必要では?。であれば、溝切り機が必要だが!?排水口まで流れる溝を掘るのは難しいだろうが、少なくとも掘るだけで乾田化には有効に機能する。研究したい。

②と③の給水問題はどうする?

②は、田面とほぼ同じ高さの畦を、畦塗り機で高くできるかどうか?もしできなければ、今より背の高い波板シートを使うしかない!

③は、田面の高さはどうしようもないので、如何に給水量を確保するか。そのためには途中の漏水をなくしたり、逆流しないよう水位を高く維持する装置を編み出す必要があるが、かなりの難問だ。