乾燥・籾摺り

昨日のコンバインに続いて、乾燥・籾摺りも自分でするのは初めての体験で、クボタ担当者に教えてもらいながら実施。

乾燥機の二段乾燥は、昨日18:30開始、今日10:50終了したので、延べ16.3時間かかった。間に5時間空けるので、実質機械が動いているのは11.3時間。

籾摺りは、乾燥機から排出された籾が、①籾摺り機→②石抜き機→③選別機→④色彩選別機→⑤計量機の順に送られて、成果品の玄米になる工程。①籾摺り機で玄米になるが(脱穀され籾殻が放出される)、②以後の過程は玄米が選別される過程。なお①は脱穀がメインだが選別機能もある。

選別される基準は、①は重量(軽いものははじかれる)、②は石、③大きさ(小さいものがはじかれる)、④は色(白や黒いものなど)。圧倒的に③ではじかれるものが多く(いわゆる屑米でJA出荷して飼料米?になる)、次に①、④、②の順だが、②はほとんどない(コンバインで土を入れ込んだ場合多くなる)。

今日籾摺りしたコウノトリ米田(小)の反収は286kg(4.8俵)だった。去年は大小2枚の田んぼで239kg(4.0俵)で内訳が不明だが、小の田んぼの方が良いのは去年も同様で、ほぼ前年並み~若干UPだと思う。

<備忘録>籾摺り機等の操作手順

電気配線をつなぐ:それぞの機械は当たり前だが電源が必要なので、コードをつなぐ。

コンプレッサーの配線をつなぐ:色選とハンドはコンプレッサーとつなぐ必要がある。まずコンプレッサーから出ている白いホースを色選機につなぐ(下の写真)。これで色選はOK。

次にハンドには色選機を介してつなぐ。色選機の端末に(下の写真)、ハンドのコード(その下の写真)をつなぐ。

始まり:機械の起動は、籾摺りの工程と逆に、⑤→④→③→…の順にスイッチONにして起動するが、④色彩選別機は暖機運転に時間がかかるので(約30分程度)、先に起動させておく。スイッチONし画面の「始める」を押すと、「暖機中です。完了まで〇分〇秒です」と出る(「始める」を押さないでも暖機運転は始まっているが完了時間が不明なので、押した方が良い)。その際コンプレッサーも起動させる。

④色彩選別機の暖機運転が終了すれば、その他の機器をスイッチONして起動する。その際、選別された玄米が排出される口が閉じられている場合は開けて受け皿を置いたり、オーバーフローを受ける米袋を設置する。選別機は供給シャッターを開ける(終わるときは、ネズミが侵入するのを防ぐため閉じる)。石抜き機は「手動」にして起動、終わるまで「手動」のままでよい。

乾燥機は「排出」にする。

籾摺り機は「ネズミ防止用カバー」を外し、供給量レバーは最初一定程度溜まるまでは「閉」位置にし、溜まったら中央にする(但し最初から中央でも良い。閉から→中央にするやり方はクボタ担当者の一種の技)。終わるときはカバーを付け、レバーを「閉」にする。籾摺り機はコントロールパネルにメッセージが表示されるので、それに従って操作すればよい。

終わり:終わるときは、籾摺りの工程順に①→②→③…とスイッチを切っていく。①籾摺り機は「自動」から「手動」に切り替え、玄米が無くなるのを確認してからレバーを1→0へ戻し停止させる。②石抜き機では石等を受け皿に排出する。

コンプレッサーの下部にあるねじを開きエアーと水を抜く。抜けたら再度ねじを締める。

最後に各三相の電源盤をOFFにする。

★排出される籾などを収納するビニールハウスに隙間があり、外に漏れてしまった。外の籾を回収し、漏れを防ぐよう板枠を補強した。改善されるか様子見。

籾が外に漏れている