コウノトリ育むお米現地研修会:穂肥、ポンプ復旧は7/18頃

昨日よりさらに温度下がり、最高温度29℃、にわか雨もなく過ごしやすい1日。今日はコウノトリ育むお米の現地研修会に参加。

現地研修会:穂肥診断

穂肥は出穂25日前を目安に施肥するが、①葉の色、②幼穂の長さ、③葉のでんぷん質のヨード反応によって、穂肥の時期と施肥量を決定する。

①葉の色は、葉色カラースケールの3.5以下で施肥

②③は、平均的な株から(または一番良い株と悪い株から)茎を根を付けたまま抜き取り、3枚目の葉は③のため切り取っておく。カッターで根を取り幼穂を露出させる。②幼穂の長さが0.1~0.15mmなら出穂まで25日、1cmなら18日、1.5cmなら15日なので、これをもとに穂肥の時期を決定する。

上で取っておいた3枚目の葉を③ヨード反応させる。葉の上から下へ、平らな板の上で木づちなどで叩いて潰し、5~10倍に薄めたヨーチン液につける。染まった部分が半分以上なら穂肥を基準量散布、半分未満なら施肥を2~3日遅らせるか、または量を控える(でんぷんに変えられないので無駄になるから)。

なお、田植え日と出穂日(予測)は、コシヒカリで大体以下。僕の場合田植は6/1~8なので、出穂日は8/7~8/11頃。よって、穂肥の施肥時期である出穂25日前は、7/13~7/17頃。(農研機構の予測サイトより)

最後に成田副支部長から挨拶:コウノトリ育む農法は「への字農法」、慣行は「V字農法」。前者は稚苗でないので倒伏しない、今はとことん水を抜く。前者の穂肥の量は、無農薬はどんどんやればよい、減農薬は農薬を使うので適量とする。ただ今から何をやっても収量は変わらない。(☆知識も経験もないので正確に聞き取れているか不明、かつ中身的にどういうことなのかほとんど理解できていないが、記する。)


研修後、成田様に助言のお礼挨拶し、穂肥や雑草の相談をすると、「粒状の穂肥は水がない方がよいので、中干し後でよい」「雑草も水を抜いた後で草刈りする(根から抜かないで除草する)方法がある」と助言をいただく。ありがとうございました。早速明日水抜きから実行します。

なお、断水中の揚水ポンプの復旧は7/18頃になるとの回覧が回って来た。西日本豪雨の被害は比較的少なかったと思ったものの、やはり大きな傷跡を残した大災害だった。いまだ西日本には被災中の方々がおられます。1日も早い復旧をお祈り申し上げます。